佐々木整形外科
当院では筋肉や靭帯・関節の治療に力を入れています。2022年夏から、肩こり・腰痛・膝痛に腰椎・体幹の評価治療を行うことで、治療成績が向上してきました。
筋肉は、体重の 3割以上も占める最も大きな組織であるにもかかわらず、西洋医学では軽視される傾向にあります。特に深部の筋は姿勢を保つ機能に関連します。猫背などの不良姿勢は肩こりの原因になっています。深部筋を適切に治療しなければ、不良姿勢が原因の症状は、難治性となりがちです。
筋肉が原因の腰痛や肩こりは治療家の方々に相談しても、画一的な治療法を受けるだけで、治療効果が得られないことがあります。その状態を医療機関に訴えても受け止めてもらえなかったりするため、結局は治すことを諦めてしまうことも多いようです。
筋肉が原因の症状の特徴は、症状に波があること、痛みが移動すること、動いた時に痛みが出たり、悪化することなどです。また、症状があっても何とか生活できてしまうことも、筋肉の症状の特徴であるといえます。
当院では、 体幹ストレッチやトリガーポイントブロック・筋膜リリース(ハイドロリリース)・深部灸頭鍼など筋肉に有効な方法を取り入れ、試行錯誤を繰り返しながら、患者さんに満足していただける治療法を提供していきたいと考えております。
★当院はMPS研究会に参加していますが、治療内容はMPS研究会に所属する施設によって異なります。当院へ受診され治療を受ける場合には、当院での治療方針に則り治療をうけていただきます。
◆学会発表◆
第21回 腰痛学会
pain drawingを用いた非特異的腰痛分類の試み
-腰痛持続期間によるpain drawing分布の相違-
第22回 腰痛学会
腰方形筋由来と推察される腰痛とその発生頻度
第23回 腰痛学会 仙腸関節性腰痛と非特異的腰痛の年齢分布の相違
-仙腸関節性腰痛と筋・筋膜性腰痛の関連-
第24回 腰痛学会 平成28年9月2・3日 甲府
腸骨稜下方群の細分化と年齢分布の相違
佐々木 整形外科 佐々木 哲也
第25回 腰痛学会 平成29年11月3・4日 東京
非特異的腰痛ペインドローイング分類の分布と年代との関係
-1121例の検討-
第26回 腰痛学会 平成30年10月26・27日 浜松
急性腰痛の腰痛歴とペインドローイング・年齢との関連
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第63回 日本東洋医学会学術総会
「針治療とトリガーポイントブロックが著効した前立腺癌脊椎転移を伴う
腰痛の1例」
第64回 日本東洋医学会学術総会
「pain drawingを用いた急性腰痛分類の試み 」
---急性腰痛に対する針治療の有用性---
第64回 日本東洋医学会 6月3日 高松
針治療直後よりinferior subluxationが改善した上腕骨近位部骨折の1例
佐々木整形外科 佐々木 哲也
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非特異的腰痛pain drawing分類別臨床症状
-30・40代腸骨稜下方群と上方群の比較検討- ポスター
佐々木 整形外科 佐々木 哲也
深部鍼による筋・筋膜性腰痛治療の試み
-鍼の局所ストレッチ効果の応用- ポスター
佐々木 整形外科 佐々木 哲也
WFAS Tokyo / Tsukuba 2016 平成28年11月4・5日 筑波
Acupuncture for inferior subluxation in the proximal humeral fracture
Tetsuya Sasaki Sasaki Orthopedic Clinic (Japan)
◆著◆
非特異的腰痛のペインドローイング分類と年代との関係
佐々木 哲也 臨整外:1073-1078.2017