佐々木整形外科治療例

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2ヵ月間の臀部痛の右下肢、歩行困難で杖使用

58歳 男性

   痛み部位

図1

     臀部の痛みです

簡単な経過

 2ヵ月前から右臀部痛がありました。

 右下肢に荷重すると痛み、歩行困難で杖を使用し、

知人の紹介で当院を受診しました。

初回治療内容

レントゲン写真で腰椎の変性変化が軽度ありましたが、右足の力は落ちていませんでした。

 初診時痛みの範囲は狭かったのですが、針治療とトリガーポイントブロック・体幹ストレッチを行っても初回治療効果は乏しい症例でした。

 

再診時の状態 治療3回目

 患者さんの初回治療の結果と経過報告です。

感想1

  2度の治療で症状は変わりませんでした。特に歩行時の症状強く、治療効果がないようです。
 筋肉の症状と思われても、数回の治療に反応しないことは稀にあります。

 再度、針治療・体幹治療を実施し、症状が変わらなければMRIを実施することとしました。

 本例でも、自転車、座位では痛みは出現しません。

 

 

 

再診時の状態 治療4回目

 過去3度の治療効果はありませんでした。

 そこで、MRIを行いましたが、神経の明らかな圧迫はありませんでした。

 坐骨神経ブロックを実施しても効果がありませんでした。

 

 一度、大きな病院に紹介し、薬での治療を受けましたが症状は同じでした。

 大きな病院での治療方針もMRIでの圧迫が軽度なため、手術適応ではないようでした。

   

再診時の状態  治療7回目

 治療開始し、6週過ぎです。

 患者さんの希望もあり、当院での治療を再開しました。

 針治療・体幹治療・トリガーポイントブロックを行いました。

 7回目の治療直後、症状が軽くなった印象を持ちました。

  痛み部位

図2

 臀部の痛みは軽くなりましたが
    下腿の痛みがあります。

再診時の状態 治療8回目

治療開始し7週が過ぎました。

感想2

 突然、治療に反応し始めました。杖が不要の日がでてきました。

 患者さんの当院の治療についての感想です。

感想3

 患者さんはとてもうれしそうでしたが、今まで辛抱強く当院に通っていただいた患者さんが良くなり、私自身もうれしかったです。

  再診時の状態 治療9回目

 治療開始し9週が過ぎました。

感想4

 右下肢に体重をかけても痛みがあまり出ないため、杖が不要になりました。

 またトリガーポイントブロック・針治療をおこないました。

 ここで、付け加えたいことは当院の診察は毎回丁寧に診察を行います。このため、治療の部位はその度に異なります。

 

 患者さんの当院の治療についての感想です。

感想5

  治療に症状が反応しだしてから、どんどん症状が改善してきました。
  もう少しで治療終了にできそうです。